今回は、ヨナーソン作曲「かっこうワルツ」です。
かっこう鳥が楽し気に歌っている様子が目に浮かぶような曲ですね。
「かっこう かっこう・・」という鳴き声がい~っぱい出てきます。
曲調は、題名にある通りワルツです。
ただ、ダンスとしてのワルツというよりは、ワルツの曲調を借りて軽やかで楽しげな雰囲気を表現している、ということかと捉えています。
使用楽譜は、『夢みるピアニスト こどものピアノ名曲集』4巻(ドレミ楽譜出版社)です。
有名な曲だと思いますが、私が持っているほかの楽譜集には収載されていません。
難易度は、「ブルクミュラー程度」となっています。
「かっこうワルツ」の基本情報
| 題名 | かっこうワルツ |
| 作曲者/国 | ヨハン・エマヌエル・ヨナーソン(1886-1956)/スウェーデン |
| 時代区分 | ロマン派 |
| 調性 | ハ長調 |
| 楽式 | 複合三部形式 |
| 拍子 | 4分の3拍子 |
| 速度表示 | Andante |
小節数は33。演奏時間は、2分30秒ほどかと思います。
演奏のポイント
演奏のポイントは以下のように考えています。
- 3拍子をきっちりとキープ
- 「かっこう・・」という鳴き声を常に意識する
- C楽節のメロディーを浮き立たせる
3拍子をきっちりとキープする
この曲は題名に「ワルツ」とありますが、”ワルツ風”と捉えた方がよいと考えています。
前回ご紹介した「すみれ」とは違った印象です。
「すみれ」は踊っているイメージが浮かび、メロディーの動きに合わせて「ズンチャッチャ」を微妙に変化させるとよいと考えました。
ですが、「かっこうワルツ」は、かっこう鳥の楽しげなさえずりの様子をワルツのリズムを使って表現しているように感じます。
そのため、軽やかな3拍子のリズムは不用意に崩さない方がよいと考えます。
「かっこう・・」という鳴き声を常に意識する
この曲は、「ミ↘ド」や「レ↘ソ」といった音でかっこうの鳴き声が随所に出てきます。
この音があるから「かっこうが鳴いている」とわかるのですね。
というところでは、この音はとても大事です。
この音が埋もれてしまわないよう、意識して弾く必要がありますね。
C楽節のメロディーを浮き立たせる
C楽節は、かっこうの鳴き声を背景にメロディーが流れています。
きちんと弾き分けなければいけないですね。
「かっこう」という音もとても大事。でも、メロディーは別にある。
この意識を持って弾くことはとても大事だと思います。
メロディーをどう弾いて、「かっこう」の部分をどう弾くか。
具体的に考えを持って弾くことが大切ですね。
また、メロディーを保持音で保ちながら「かっこう・・」を弾く形になります。
技術的にも少し難しい部分が含まれます。
少し難易度高めの楽節になるかと思います。
まとめ
今回は、私が大事にしたいと考えたことを全体的にまとめました。
同じワルツ調の曲でも、「すみれ」とは違った弾き方が求められると考えています。
違いをしっかりと意識して、どこをどう弾くのかを明確にして演奏することが大切だと思っています。