今回は、マーサ・ミアー作曲「こっそり ひっそり」を紹介します。
作曲者マーサ・ミアーは、現在活動しているアメリカの教育作曲家です。
私の演奏は、『ギロック ベスト2』(全音)の楽譜を使用していますが、『ピアノ・ジャズタイム』(全音)というマーサ・ミアーの作品集の中にも収載されています。
曲調はジャズです。
アメリカでは、ピアノのレッスンに積極的にジャズを取り入れよう、という考えのようで(ギロックが提唱しています)、この曲のような”ジャズっぽい曲”が教育作曲家の人たちによってたくさん作られています。
難易度は、バイエル半ば過ぎといったところでしょうか。
比較的やさしいと思います。
「こっそり ひっそり」基本情報
| 題名 | こっそり ひっそり(原題 Slippin’ Around) |
| 作曲者/国 | マーサ・ミアー/アメリカ |
| 時代区分 | 近現代 |
| 調性 | ニ短調 |
| 楽式 | 2部形式 |
| 拍子 | 4/4拍子 |
| 速度表示 | Moderately |
小節数は44。演奏時間は1分20秒ほどでしょうか。
先にも書きましたが、曲調はジャズ。スィングのリズムになっています。
速度表示の部分に「fast swing tempo(少し速めにスィングして)」とあり、
⇧このように書かれています。
このりリズムをうまく出すのが、この曲を演奏する最大のポイントですね。
スイングってどんなもの?
クラシック一辺倒でレッスンを受けてきた私は、ジャズに詳しくありません。
ということで、自分なりに調べたことを、ここにまとめていこうと思います。
スィング リズムの特徴
スィングは、ジャズが誕生した初期に生まれたリズムで、ブルース、ブギ、ファンクなど様々なジャンルで使われます。
上にも書いたこちら⇩。このリズムが「スィング」ですね。
このリズムをうまくつかんで演奏できるか。これが、かっこよくなるかダサくなるかの分かれ目!
こんな風に書かれているサイトは多いですね。
8分音符を3連符で どうやって?
この「8分音符2つを3連符で弾く」という形。
実際どのように演奏するのか。
これこそ「ジャズ特有のノリ」ということになり、とても難しいですね!
はっきりといえるは、
譜面通り正確に「タンカタンカ」や「タッカタッカ」のように弾いてはダメ!
ということです。
始めの音にアクセントをつけて、跳ねるような弾き方になってはちょっと”ダサい”。
やわらかいイメージの、少し緩めのリズムで弾くのがよさそうです。
私が気を付けていること
私がこの曲を演奏するときに気を付けたのは、次のようなことです。
- 2拍目、4拍目を意識する
- 「8分音符2つを3連符で弾く」部分は、始めの方の音をあまり強調しすぎず間延びした感じにならないように
- アクセント、スタッカートは楽譜通りにきっちりとつけてメリハリを出す
まずは、ジャズスタイルの曲なので、裏拍を意識すること。4分音符で拍子を刻んでいる曲なので4ビートと捉え、2,4拍目に乗るようにしました。
そして「スィング」。楽譜に「少し速めのスィング」とあるので、強調しすぎて付点のリズムのようにならないようにしました。
そして、楽譜にアクセントやスタッカートが書かれているところは、きちんとそのように弾くようにしました。
その方が、曲としてのメリハリがつくかなと考えました。
どうでしょう?うまく演奏できているでしょうか・・
あくまでも”ジャズっぽい曲”なので・・
とはいえ、この曲はあくまでもジャズを体験してみようという曲。
音楽にはいろんなジャンルがある。クラシック以外の曲も弾いて、幅広く音楽に触れよう。
そうした意図の曲かと思います。
こうした曲を体験することで、ジャズに興味を持つ人も出てくるかもしれない。
そうした意味も込めて、教育作曲家の方々は曲作りをしているのかなと感じます。
ジャズは、アメリカ発祥の音楽ですしね。
本格的にジャズをやろうとなったら、もっともっと追求すべきことはあって、それはまた少し違う話になるかな、と思います。
ジャズに詳しくない私は、これ以上掘り下げるのは避けようと思います。
参考にしたサイト
色々なサイトを読ませてもらいましたが、いくつかご紹介します。参考になればと思います。
