⇩動画でも観ていただけます。
「エコセーズWoO.23」には、B楽節の左でオクターブを1音ずつ弾きながら移動していく部分があります。
この曲の中では、音を外しやすい少し難しいところではないかと思います。
ここを弾くときに気を付けていること、また、視線はどこに向いているのかを書いていこうと思います。
⇩楽譜はこのようになります。
弾く音をしっかりと覚える
(動画:55秒~)
まず一つは、弾く音を覚えるということです。
オクターブで跳躍していますが、
レ・ファ♯・ラ・レ
と移動している、ということを鍵盤の位置とともに覚えてしまうわけですね。
これだけでずいぶん弾くのが楽になります。
実際、練習を始めたばかりでスムーズに弾けなかったときに、
「あ、レファラレね」
と認識したとたんに弾けるようになりました。
音がどう動いているのかを理解することはとても重要です。
1オクターブの感覚を身に付けておく
(動画:2分02秒~)
これは、これまで経験してきた曲やテクニック練習を通して1オクターブの鍵盤感覚が身に付いているとよい、ということです。
1オクターブを弾く際には、このくらいの手のひらき具合、このくらいの移動になる
こうしたことがしっかりと身に付いていれば、上に書いたように音を認識したとたんに弾けるようになります。
もし、身に付いていないようだと思うのであれば、この機会に身に付くように練習をします。
オクターブの跳躍を何度も弾き、感覚をつかみます。
弾くときの視線は?
⇩動画でも観ていただけます。
弾くときの視線は、オクターブの上の音の鍵盤を見ています。
上の音の「レファラレ」を順に見ているということですね。
楽譜に示した2小節は2回繰り返されるので、2回目に入るときに大きく飛ぶことになりますが、この時もオクターブの上の音の鍵盤を見ています。
これは、オクターブの感覚が身に付いているので、上の音の鍵盤の位置を捉えられればおのずとオクターブ下の位置も手の感覚で弾ける、ということです。
でもこれは、低い方のレファラレを見ても同じ事ですね。
なぜ高い方の鍵盤を見るのか?
(動画:1分43秒~)
ではなぜ低い方の音ではなく、高い方の音を見ているのか。
これには、2つの理由が思い当たります。
- 視線の動きが最小限で済む
- 今よりも先の音の鍵盤を見ている
視線の動きが最小限で済む
1つは、低い方の音の鍵盤を見るとなると、視線を大きく動かさなければいけないからです。
きちんと見るために、少し頭を動かす必要が出てきます。
そのため、視界に入っている高い方の音を見ているのだと思います。
今よりも先の音の鍵盤を見ている
(動画:2分43秒~)
もう1つの理由は、曲の先、先を捉える必要性からだと考えます。
音楽はどんどん先へ進んでいきます。
今弾いていることの先を考えながら弾くことはとても大事ですね。
楽譜を見ながら弾くときの楽譜への視線もそうですが、鍵盤への視線も同じ。
次はどこを弾くのか。常に次を考えているということです。
実際、跳躍部分の最後を弾くときには、視線は次の右手の音の鍵盤の位置を捉えています。
まとめ やっぱり大事!鍵盤感覚
(動画:3分44秒~)
音が大きく動くときは、鍵盤感覚を身に付けていることが大きく影響します。
鍵盤感覚はテクニック練習のみで身に付けるものではなく、いろいろな曲を経験を重ねることも大事です。
曲の練習の際も意識しておくとよいですね。
また、大きく動くときの音そのものをきちんと認識することも必要なことです。
なんとなくこの辺の音・・
ではなく、ラなら「ラ」。ミなら「ミ」。
と、ちゃんと分かっておく、ということです。
これだけでずいぶんと違うように思います。
跳躍部分がどうもうまくいかない
というのは、つまりは音を外してしまうということですよね。
外さないためには、
どこの鍵盤のどの音を弾くのかをちゃんと分かっているか
を一度確かめてみることが必要だと思います。