カバレフスキー作曲「道化師」

道化師

今回は、カバレフスキー作曲「道化師」を紹介します。

速度表示が「Allegro」となっていて速い曲です。

道化師がおどけて動き回っている様子そのままのような曲ですね。

楽譜は、『きらきらピアノ こどものピアノ名曲集』(全音)3巻に収載されているものを使っています。

この楽譜集の3巻は「バイエル終了程度」となっていて、この曲もそのくらいの難易度だということですね。

Allegroと速く、8分音符と16分音符の混ざり合ったリズムが続くのが大きな特徴ですね。

元は、『24の子供のためのやさしい小品 Op.39』というカバレフスキーの作品集の中の1曲です。

この楽譜集は、全音から『カバレフスキー:24の小品集』というタイトルで出版されています。

「道化師」の基本情報

題名道化師
作曲者/国カバレフスキー(1904-1987)/ロシア
時代区分近現代
調性イ長調
楽式三部形式
拍子4分の2拍子
速度表示Allegro

小節数は25。演奏時間は30秒ほどですね。

演奏のポイント

演奏するうえで大事に考えたのは、

  • おどけた様子を表現する
  • 強弱で変化をつける

の2つです。

おどけた様子を表現する

1つ目の「おどけた様子を表現する」について。

この曲のおどけたような雰囲気を作り出しているのは、曲冒頭から始まる「同じ音が半音上がったり下がったりする」変化だと考えています。

⇩例えばこちら

冒頭の部分ですが、このように同じ音が変化する状態が続きます。

B楽節に入っても、今度は♭が付き、すぐに♮になるという形が出てきます。

こうした変化はきちんと意識して弾き分ける必要があると考えています。

私自身は、具体的には半音上がるときには強めに、下がるときには少し弱めに引くようなイメージを持って弾いています。

強弱で変化をつける

もう1つ気を付けていたのは、強弱です。

この曲は、

A楽節:メゾフォルテ→B楽節:ピアノ→クレッシェンド→A’楽節:フォルテ

と変化しています。

この変化をしっかりと出すことが大切だと考えています。

この曲は、1曲通して同じ雰囲気が続きます。

全編通して「おどけて動き回る」といった様子になっているわけですね。

なので、強弱をきっちりとつけることで変化をつけ、曲の流れを意識づけるようにすることが必要だと考えています。

自分の演奏では正直ちょっと足りないかな・・と思っています。

もっと必要!

指がもつれやすい!

もう一つ注意が必要だと感じたことがあります。

それは、指がもつれやすい、ということ。

この曲、指がもつれやすいです!

実際、弾いていてもつれてしまうことがたまにありました。

その原因は、メロディーの動きですね。

狭い範囲を行ったり来たりする。しかも8分音符と16分音符が混ざっている。
8分音符でリズムにストップがかかり、また16分音符でコロコロ転がる・・

そんな感じ。

集中して指へ意識をもっていかなければいけないと感じます。

16分音符が続くからと、軽やかに指を動かすことばかりを意識しているともつれやすい。

少し重みをもって(要するに最低限必要な力を入れて)一つ一つの音をきちんと出す、という意識を持って弾く方が良いように感じます。

この辺りは、また動画を使って説明をしたいと思います。