今回は、C.S.ブレイナルド作曲「星明りのワルツ」を紹介しています。
この曲は、メロディーがそのまま重音になっている部分があります。
それも、かなり長いんですよね。
メロディーが和音になっている場合、やはり、メロディーとなる音をきちんと聴かせられるようにしたいですね。
そもそも和音は、一度に鳴る音が多い分、その中で1つの音だけを聞こえるように弾くのはなかなか難しいことです。
何に注意して、どのように弾けばよいのかまとめてみます。
⇩こちらでも観ていただけます。
メロディーと他の音の音量を変える
(動画:はじめ~3分56秒)
メロディーの音のみを目立たせる。
ということは、メロディーの音とその他の音の音量を変える、ということですね。
メロディー:強
その他の音:弱
このように音を出すことになります。
ピアノの音の大きさは何で決まる?
ピアノの音の大きさは何で決まるのか?
それは、打弦のスピードです。
鍵盤を素早く押して、ハンマーが素早く弦をたたけば大きな音が出るわけですね。

⇩こちらの記事、参考になればと思います。
なので、
・メロディー:素早く弦をたたく
・その他の音:ゆっくり弦をたたく
ようにすればいいということですね。
音によって指の力の入れ具合を変える
同時に音を出さなければいけないのに、音によって弾き方を変えるなんてできるのか。
それは、鍵盤を弾くときの指の緊張具合を変えることで可能です。
強く、鋭い音を出したい時、指にはクッと力が入りますね。
もちろん、音が出たらすぐに力を緩めます。
逆に、小さく、やわらかい音を出す時、指もそれほど力を入れずやわらかいイメージで弾くのではないでしょうか。
和音でそれぞれの音の音量を変えたい時は、それを同時にするわけですね。
和音でそれぞれの音の音量を変える方法
(動画:3分57秒~5分57秒)
具体的には、
・目立たせたい(強く弾きたい)音の指は鍵盤の底まで押す
・その他の音(弱く弾きたい)は少し浮かせるように鍵盤を押す
ようにします。
目立たせたい音の方は、素早く鍵盤を押したいわけなので、必然的に鍵盤の底まで押すことになります。
その他の音は小さな音にしたいのでゆっくり目に鍵盤を押すことになるため、鍵盤の底まで押しこまず音が出るところまでにとどめます。
注意を払いたいのは、この「その他の音」の方です。
ゆっくり鍵盤を押したいわけなので、音が遅れがちになります。
目立たせたい音と同時に鳴らなかったりするんですね。
何度も弾いて、音をよく聞いて、力の入れ具合、ゆるめ具合、鍵盤を押すスピードなど、感覚を研ぎ澄ませてよく感じながら練習することが必要ですね。
指の形にも注目
(動画:5分58秒~7分40秒)
強く鋭い音を出したい時には、鍵盤を素早く押す、と書いてきました。
そのためには、指は立ち気味にした方がよいですね。
上から真っすぐに鍵盤を押すことになり、強い力が伝わりやすくなります。
一方、弱く柔らかい音で弾きたい場合は、指は少し寝かせ気味にします。
寝かせ気味に弾くと、強い音はとても出しにくいはずです。
こうした弾く際の指の形の違いも、意識して利用するとよいですね。
結局は指のコントロール ハノンを使って
(動画:7分41秒~最後)
和音だから同時に弾くのに、それぞれの音量を変える。
これって、結局は指のコントロールがいかにしっかりとできるか、にかかっているということですね。
基本の練習として、ハノンを弾くときに「交互にアクセントをつける」ということを行ってみるとよいと思います。
このような形ですね。(もちろん、両手で弾きます)
強く弾く場合、弱く弾く場合の弾き方の違いを感じる事や、必要な時にサッと対応できるコントロール力をつけることができると考えます。
取り入れてみてください。
